社団法人黒部青年会議所理事長・柴沢太郎▼ 社団法人黒部青年会議所 2012年度理事長所信

 

社団法人黒部青年会議所理事長

山口 剛史

がんばろう日本、がんばろう「黒部」

 

2011年3月11日14時46分、東北地方を震源とする東日本大震災が発生しました。今まで経験したことのない災害、そして原子力発電所の事故など日本は大きな岐路に立っていると言ってもいいのではないでしょうか。黒部JCも、震災直後に日本JCを経由しての救援物資の輸送や、現地での炊き出しやボランティア活動など、様々な形で支援を行ってきました。東日本大震災は、その被害の大きさから復興には多くの時間と人の力が必要と考えます。我々の力を必要としている人がいる限り、ここ「黒部」から復興を支援していきましょう。
震災以後、「がんばろう日本」という言葉を新聞やテレビで見ることが多くなりました。日本は今まで戦後復興、オイルショック、バブル崩壊、リーマンショックなど幾多の困難を乗り越えてきた強い国であり、「黒部」も同様にこの困難を乗り越えてきた強い地域です。「がんばろう日本」を実現し日本を元気にするには、我々の住むここ「黒部」から元気を発信する必要があります。そして、その元気を発信するにあたり地域で先頭に立つのは、我々黒部JCしかいないと考えます。今こそメンバーの心を一つにして、「黒部」の為に活動していきましょう。
がんばろう日本、がんばろう「黒部」!

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35年目の青年会議所活動

 

我々、黒部青年会議所(以下黒部JC)は「明るい豊かな社会の実現」を目的とする団体である。「明るい豊かな社会」とは、「個人が最大限に尊重されながらも同時に公共心にあふれた安心感や安定感のある社会、そしていきいきとした、活力にあふれた創造性豊かな社会」であると考えます。本年35年目を迎えることになった黒部JCは、その団体名からも分かるように、故郷「黒部」を活動エリアにしています。黒部JCを作り上げてこられた諸先輩方が、「黒部」を心から愛し、「黒部」の未来について何度も議論を重ね、「黒部」の為に多くの汗を流し、勇気と情熱を持って行動された34年間であったと思います。これまでの諸先輩方の活動に、心より感謝申し上げます。また、我々の35年に及ぶ活動は、多くの市民の支えと協力によって成功してきました。これからも「黒部」の未来について行動していく我々黒部JCは、今まで以上に「黒部」に住む市民に笑顔を提供し、愛されるような団体として活動していきたいと考えています。そして、今在籍している現役メンバーは諸先輩方の想いを受け継ぎ、「黒部」とそこに住む市民の事を第一に考えて行動して欲しいと思います。その行動の過程が自己の成長へと導くものであると確信しています。

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黒部JCの魅力を高め、会員拡大に繋げよう!

 

黒部JCにおける会員数は多い時には70名以上在籍していました。しかし、近年では50名前後という状況が続いています。そして、今後3年間で20名近くが卒業するという中で、会員拡大は急務となっており、黒部JC全体の問題として取り組んでいかなくてはいけません。我々がこの「黒部」で様々な問題に取り組み、地域に対して様々な提案や発言を行う場合、会員数が多いことで多くの事を同時に迅速に行動することが可能になります。また、同じ志をもった新しい仲間に出会えることは、黒部JC全体で大きな刺激となり、新たな活力を生み出す原動力になると考えます。
では、どうやったら会員は増えるのでしょうか。以前のような何の説明もなく、「まあ、とにかく入ってよ」というようなやり方では入会は難しいと考えます。黒部JCの活動内容をしっかり伝えることが大切だと思います。また、我々の活動が広く市民に浸透することで、「私も黒部JCに入ってみたい!」という20代、30代の「黒部」を盛りあげてくれる元気な青年を増やすことが出来るのではないでしょうか。黒部JCが魅力ある活動を行うことで会員拡大にも繋がり、結果として会の存在価値を高めることも出来ると考えます。
では、なぜ入会を勧めるのでしょうか。それは、私自身が黒部JCに入会して様々な活動を通じ、楽しみながらも自らを修練することで自分自身が成長していると実感できているからだと考えます。是非、メンバー全員で継続的な会員拡大活動をしていきましょう。そして、入会した新入会員はJCの理念を学び、JC活動の魅力を感じる為にも多くの例会や事業に積極的に参加して欲しいと思います。ちょっと無理して出掛けてみる事で、新しい出会い、学び、気付きがあり、必ず自分の視野が広がる事に繋がるはずです。

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北方領土問題という身近に感じる国際問題

 

我々はこの日本で生活を続けていると、日本は四方を海に囲まれた海洋国家であると言う事や、他国と陸地で結ばれていない結果、領土という意識が不足してしまいます。近年、領土に関する日本を取り巻く諸外国の動きは活発になっています。中国との尖閣諸島問題、韓国との竹島問題、そしてロシアによる北方領土の不法占拠など多くの問題を抱えています。我々は日本国民である以上、日本固有の領土であるこれらの問題についてもっと真剣に取り組まなくてはいけません。
黒部JCは設立以来、北方領土問題に深く関わり「黒部」の重要な問題として取り組んできました。北方領土からの引揚者が、北海道に次いで富山県が多く、この地域にも多くの引揚者が住んでいます。多くの引揚者にとって、北方領土は帰るべき故郷なのです。我々は多くの引揚者を故郷に帰す為にも、北方領土が日本に返還される日までこの問題を決して風化することなく次世代に伝えていかなくてはいけません。北方領土問題に関心の薄い世代に伝えるには、我々が北方領土に関する正しい知識を身に付ける必要があると考えます。また、北方領土問題がここ「黒部」で起きている身近な国際問題であるということを理解する必要があります。領土に関する諸外国の動きや、それを防衛する日本の環境を体感する事で、我々が住んでいる日本への愛情を強くすると共に、北方領土に対する想いも強く出来るではないかと考えています。北方領土問題はまだ解決していません。黒部JCが積極的になってこの問題について取り組み、行動していきたいと思います。

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市民と共に考える未来のまちづくり

 

私が子供の頃、アニメや漫画でよく出てきた「21世紀の街」。実際に21世紀に生きる我々の街、「黒部」はどのように変化したのでしょうか。そして、今の子供たちが描く未来の「黒部」はどう描かれるのでしょうか。
ここ「黒部」も高速交通網が整備され、物の流れが変化しました。そして、3年後には北陸新幹線が金沢まで開業し、「黒部」と東京が2時間あまりで結ばれることで、人の流れも変わろうとしています。このように「黒部」と日本全国を結ぶインフラ環境は整備されてきていますが、この「黒部」のまち自体はどのように変化していくのでしょうか。2006年の合併前後における効果の検証、新市庁舎の建設、小学校等の統廃合、災害時の組織体制など、この「黒部」の10年後、20年後の我々の住むまちづくりについて市民と共に議論し未来の「黒部」について考える必要があります。今、我々が住んでいる街は現在そのものであり変えることは出来ませんが、その先の未来は我々の手でこれから作り上げることが出来ます。

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人間力を高め困難な壁に打ち勝とう

 

黒部JCが誕生した1978年。日本はオイルショックで経済は冷え込み高度経済成長時代から続いた右肩上がりという図式に一つの転機が訪れました。しかしそんな困難な時代でも、時のリーダーは明るい未来は自分達が切り開くのだという気概を持って、自らを奮い立たせ幾多の困難を乗り越えてきました。しかし、近年ではリーマンショックに端を発した世界的な大不況と共に、東日本大震災や原子力発電の問題など、日本全体に暗い影を落としています。そんな中でも現代に生きる、我々青年経済人は前を向いて、未来の「黒部」を作るべく行動しなければいけません。その為には、我々自身が青年経済人としての人間力を高める必要があります。
会社や組織は、そのリーダーの器以上に大きくならないと言われます。自己の資質向上や啓発をすることで、困難な壁に打ち勝ち、明るい未来を自分自身の手で変えることが出来る力が備わると考えます。今、日本は困難な状況に打ち勝つ為に、多くのリーダーの力を必要としています。是非、青年経済人に必要な人間力を磨き、ここ「黒部」から未来を作るリーダーを育てていきましょう。

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「黒部っ子」を育てよう!

 

私が幼少の頃の遊びといえば、近所の友達と近くの川へ釣りに行ったり、団地で鬼ごっこをしたり、公園で野球をするのが主流でした。ボールがフェンスを越えて川に落ちれば皆で網を持って取りに行き、ボールで近所のガラスが割れた時には皆で謝りに行き、皆で怒らました。小学生になるとゲーム機が各家庭で浸透し始めたが、それは多く存在する遊びの選択肢の一つであり雨が降って外で遊べない日にする程度でした。しかし、現代では遊びの選択肢はどのように変化したのでしょうか。ゲームやパソコンといった電子機器を使用した遊びが主流となり、外で遊んでいる子供達をあまり見かけなくなったように思います。このように、時代と共に子供たちの遊びの内容も変化はしていきますが、我々の住む「黒部」は、他の地域にはない海・山・川などの自然が溢れた場所です。「黒部」に住んでいる子供たちには、この自然を活かした遊びを体験し遊びの選択肢を増やすと共に、自然の中で共存する事で心身共に成長した「黒部っ子」になって欲しいです。是非、この自然溢れる「黒部」を体感し「黒部」に住んでいるという事に誇りを持って欲しいと思います。
また、黒部JCは24年前から「わんぱく相撲名水場所」を開催しています。この伝統ある大会には、市内の小学校高学年を中心に毎年100名以上の参加があり、県内の他の地区で参加人数が減少している中、学校関係者や保護者の理解のお陰で地域に浸透した大会となっています。この大会の特徴は、日本の伝統的なスポーツである相撲を通じて、子供たちに勝つ事への執念やあきらめない心、負けた子供への思いやりの心が育まれることです。是非、これからも相撲を通じて強い心をもった子供たちを育てていきましょう。また、我々大人もその姿を見ることで多くの事を学ぶ事が出来ます。この大会は両国国技館で行われる全国大会まで繋がっています。是非、多くのメンバーに子供たちの戦う姿勢を最後まで見届けて、多くの事を感じ取って欲しいと思います。

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市民に開かれた団体を目指して 

 

黒部JCは毎年、様々な例会や事業を通じて市民に向けて我々の活動を伝えています。しかし、どんなにその活動が素晴らしいものであっても、その活動が市民にしっかりと伝わらなければ意味がありません。近年では広報の形態も様変わりし、紙媒体だけでなくインターネットなどを使った、効率的な広報活動が可能になりました。様々な手段で広報を行い、市民が我々の活動を知り興味を持ち、共に事業に参加することで、我々の「黒部」に対する想いが市民に伝わり、市民意識改革が可能になります。今まで以上に我々の活動を市民に広く浸透させ、賛同し協力して頂ける人を一人でも多く増やす為にも、広報活動に積極的に取り組みたいと考えています。
また、公益法人制度改革に伴い2013年12月という申請の期日が迫る中、我々黒部JCも公益社団法人への移行に向けて様々な準備をしています。これからも市民に開かれた団体として我々の活動を更に発展させる為にも、この制度改革を単なる名称変更ではなく、JCに対する理念や組織の在り方についてメンバー全員で今一度考えるチャンスと捕らえ、速やかに新しい組織として今まで以上に「黒部」に愛される団体にならなくてはいけません。

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JCは「青年の学び舎」「出会いの宝庫」である

 

現在、我々のような「明るい豊かな社会」の創造に向けて活動をしている同志が日本全国に704のJCがあり、約40000名の20代・30代の青年達がそれぞれの地域で活動しています。私も入会当時、先輩に「JCは40歳で卒業した後でも、一生信頼できる仲間に出会えることができる場所」と聞いていましたが、その通りだと思います
JCは「青年の学び舎」と言われます。我々が黒部JCで活動をする一年間、活動を通じて見識を深め、率先して行動することで自分自身を磨き成長させることが出来ます。そして、その経験を会社や家庭、地域に持ち帰って欲しいと思います。
また、JCの大きな特徴として、ここ「黒部」を拠点として日本青年会議所、北陸信越地区協議会、富山ブロック協議会という組織に、出向という機会を頂き、他の地域のJAYCEEと一緒に活動をすることで、地域間を越えた友情や出会いを得ることが出来ます。是非多くのメンバーに出向して頂き、その経験を黒部JCに活かして欲しいと思います。JCは「出会いの宝庫」です。人は人によって磨かれます。また、環境は人を変え、人はまた環境を変えます。

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愛する「黒部」の為に

 

私は「縁」あって2006年に黒部JCに入会しました。「明るい豊かな社会の実現」の為に、必死に活動をしている諸先輩方の姿や、「ありがとう」と手を取って喜んでくれた市民の笑顔を身近で見ることで、JCという団体が持っている可能性や、世の為人の為に何かを行う事の素晴らしさを感じることが出来ました。

国際青年会議所の綱領である、JCIクリードでは最後にこう書かれています。
That service to humanity is the best work of life.
「人類への奉仕が人生最善の仕事である」

今こそ原点に帰り、我々の力を結集して「黒部」に奉仕しよう。35年目を迎える今年度、我々黒部JCは未来の「黒部」への道筋を示し、皆が同じ目線で行動することで、「黒部」に住む人達へ笑顔を提供し、「黒部」における我々の存在価値を高め、市民から「黒部JCがあって本当に良かった!」と言って貰える様にならなくてはいけません。
メンバーの心を一つにして愛する「黒部」の為に行動していきましょう。

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【スローガン】
愛する「黒部」の為に行動しよう!
〜 未来の我がまちの創造に向かって 〜

【基本理念】
 確固たる信念と情熱を持ち、地域から真に必要とされるJAYCEEとして行動する。

 

基本方針

 

・35周年記念式典と、市民に笑顔を提供する記念事業の企画運営

・より活力溢れる組織づくりの実現に向けて、メンバー全員による会員拡大

・様々な角度から考え次世代へ繋ぐ、北方領土問題への取り組み

・未来の街について市民と共に考える事業

・青年経済人の人間力向上を目指した研修への取り組み

・「黒部」の宝である「黒部っ子」を育成する事業

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Junior Chamber Incorporated Kurobe